理事長所信

2025年度 理事長所信

青年会議所とは理事長所信

2025年度スローガン

信じてるよ!

 

公益社団法人調布青年会議所  

 2025年度理事長 山城拓也

『遠回りこそが最短の道』
振り返れば無駄だと思えるようなこともたくさんある。
過去に戻れたら、もっと有意義に時間を使えたんじゃないかと思うときもある。
でも、未来のことはわからない。過去のどういう行動が未来につながっているのかは誰も知ることはできない。
未来の自分が「今があってよかった」と思えるように。
今、この瞬間を全力で取り組んでいたい。
どうしても効率を求め、最短の道を探し、無駄を省き、失敗の少ない選択をしてしまう。
しかし、遠回りに思える行動こそが、最高の今を作っていると信じることができたら、常に前向きでいられる。自分を信じて、周りにいてくれる人や環境を信じ、最善の未来が待っていることを信じることで、無駄に感じてしまうようなことも前向きに全力で取り組める。


人生の中でも、青年会議所の運動の中でも遠回りに感じる瞬間はあります。
青年会議所の運動の全ては、先輩諸兄姉が日本の未来を想い、調布の未来を想い、築き続けてきた歴史があり、全てに意味があります。
その全てを理解することは難しいかもしれません。それでも、その遠回りこそが最短の道だと信じることで、今この瞬間に全力で取り組むことができ、最大限の発展と成長の機会を得ることができると信じています。
明るく豊かな社会の実現のために、私たちが生まれる前から先輩諸兄姉が青年会議所運動を展開していただいたことで、今の日本があり、調布があります。そして、調布JCは本年度で設立から55年目を迎えます。調布が魅力溢れるまちになった一助に調布JCの存在があると信じています。いつまでも調布JCが、調布のまちから必要とされ続ける組織であるために、信頼に値する組織であり続けるために、私たちが全力で向きあい続ける必要があります。そして、その先には明るい豊かな社会の実現があると信じています。

 


信じてるよ!調布!

 

拡大


青年会議所の運動発信において、重要な要素が「共感」だと考えます。例会や事業を通して、その思いや目的に共感していただくことで、まちや人に影響を与え、より良い変化をもたらします。
最大の「共感」が青年会議所への入会です。もちろん、入会に制限がある青年会議所では全ての入会希望の方を受け入れることはできません。しかし、私たちの運動発信によって、調布JCに関わりたいという思いを持っていただくことで持続可能な組織運営になります。
私自身、青年会議所に入会して感じたことは、自分の可能性が広がったと感じています。その要素は例会や事業を通じて経で得たものもありますが、一番は多種多様な背景を持った人との出会いにあります。仕事や過去の友人だけでは触れることのできない考え方や人生感に触れることで多くの成長の機会を得ることができました。今では、経営者やその地域に密着していない方も青年会議所に入会している時代になっています。様々な方が入会することにより、自分の枠をぶち破ってくれる存在に出会い、互いに成長することができます。固定概念を外して、より多くの方に調布JCへの入会のアプローチを行っていきます。
新入会員が切磋琢磨しながら青年会議所運動に取り組む姿は、組織に素晴らしい影響を与えてくれます。凝り固まった考え方、慣れ、こなす、そのようになってしまった組織や人を奮い立たせてくれます。既成概念を壊して新たな可能性にチャレンジし続けるような会員拡大を行っていきます。
調布のまちを知る中で、それぞれの個性を発揮し、調布のまちを輝かせていく。そうした循環をこれからも続けていく使命が私たち調布JCにはあります。

 


指導力

 

仕事において、ほとんどの人や企業が目標設定や行動指針を設定しているかと思います。大きな企業では、人事制度や研修制度によって自分自身の能力や人生感などを分析し、今後の方針と行動指針をしっかり組み立てもらえる環境が整っていることがありますが、経営者や自営業の方は、その過程を自ら行わなければなりません。一方、自分の人生を分析し、夢や目標をしっかりと立てている人が少ないのではないでしょうか。どんな自分でありたいか、なぜ今この仕事をしているのか、なぜ今青年会議所に所属しているのか、など自分への理解を深め、言語化、見える化まで繋げることで未来を信じて全力で取り組めます。
「指導力の開発」とは、「リーダーシップの開発」と捉えられることが多くあります。しかし、まずは自分自身の理解をしていなければ、なぜ地域のリーダーとしての運動発信を行うべきか腹落ちをすることができません。青年会議所では、様々な講演や対談、体験を通じて、自分の価値観を豊かにしてくれます。しかも、そのスケールの大きさは、日本最大級であり、各界最高峰のお話を直に聞くことができ、大変貴重な経験となります。その貴重な経験をどのように自分の未来にいい影響を与えるのか、明日からの行動をどう変えていくのか、そこまで落とし込めるような能力の開発を行っていきます。

自分の人生や自分自身をどのようにしていきたいのか。
なぜ地域のリーダーとして運動発信を行うのか。
なぜ青年会議所に所属しているのか。
自分自身の理解や分析の先に、まちに誇れる人材輩出ができると信じています。

 

 

青少年

 

私は、アメリカンフットボールというスポーツに高校から社会人まで継続して携わってきました。選手として指導者として取り組んできた経験は、今の私の人生観の多くを形成してくれています。スポーツを通じて学んだことは「信じる気持ち」と「夢中になる心」です。私は、日本で一番厳しい環境で練習をしてきたという自負があります。その環境下での練習は、試合で様々な効果をもたらしてくれました。本当に苦しい練習を毎日繰り返すことで、競技力に絶対の自信を持つことができ、一緒に歯を食いしばって頑張ってきたチームメイトを信じることができ、それを乗り越えてきた自分に自信を持つことができます。しかし、その苦しい練習を「努力」と捉えてはいませんでした。私は「夢中」でした。努力は夢中に勝つことはできません。何か一つのことに夢中になれた時、人は自分の想像を超えるようなパフォーマンスを発揮することができます。
今年の調布JCの青少年事業は、スポーツを通じた青少年育成に特化した運動発信を行います。伝統事業にわんぱく相撲調布場所があります。真剣勝負の中でしか得られない勝利の喜びや負ける悔しさや後悔、その場に立つ勇気や心の葛藤、緊張、正に夢中になれる場として今年も開催します。
また、わんぱく相撲東京都大会が調布の地で開催されます。東京中のわんぱく力士やご家族を調布に招待します。会場一丸となってわんぱく力士を応援し、サポートすることをお約束します。

 

 

まち

 

まちの魅力とは、地域の風土や文化、歴史的遺産、著名人、自然などのハードだけでなく、そこに住む人々の心や隣人愛、家族愛のようなソフトが織りなす人の集合体としての在り方であると考えています。調布のまちの魅力を発信は、もちろん調布JCだけはなく主に行政や企業、地域団体、個人が行ってきました。そして、地域の文化や伝統を継承し、人々の交流を促進して、誇りを高め、経済を活性化するなどの効果をもたらしてきました。
まちにより良い変化をもたらすことに、必ずしも目新しく革新的な運動発信を行うことが必要ではありません。イノベーションが起こる時とは様々な融合によってもたらされると定義されています。調布JCが行政、企業、地域団体、個人のハブとなることで、発信の効果を最大限に高めることができます。他の地域と比較して優れているかなどの相対的なまちの魅力ではなく、その地域を愛し、誇りを持てるようなまちの魅力の絶対値を向上させていきます。
調布JCが存在することで、まちの魅力の発信が最大化できると信じています。

 

 

最後に

 

昨年、調布JCは東京ブロック大会調布大会を主管しました。「ブロック大会は滑走路。大会自体はきっかけでしかなく、大切なのはその後の運動である」このような言葉を聞いたことがあります。つまり、翌年である今年の運動によって、その価値が決まります。
また、公益社団法人日本青年会議所関東地区東京ブロック協議会の第54代の会長として、林慎一郎君を輩出することになりました。その大役をしっかりと全うしてくれると信じ、調布JC全体で応援していきます。
そして、調布JCは設立55周年を迎えます。これまでの歴史に感謝し、明るい豊かな社会の実現のためにこれからも歩み続けていきます。
この大きな責任を楽しみながら、組織一丸となって全力で取り組むことをお約束します。

 

2025年の調布JCを信じてください。

 

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